
ゲヘナ、そしてジャハンナムには、いくつかの特徴がある。
【砂漠世界】
もともとシェオールが砂漠に生まれた都市であったためか、世界を構成するベースは砂地となっている。
【冥府と地続き】
本来ゲヘナは、死者の魂の行き先であった。シェオールがゲヘナに落とされ、ジャハンナムとなってはいるが、存在している場所は死者の世界の内部だ。
死者が最終的に行く先は、邪霊たちが魂をさいなむ「獄」と呼ばれる場所。シェオールとは黒沙を隔てて存在している。地続きであるがゆえに死者の魂を探し、連れ帰ることが出来るならば、生き返らせることも可能だ。
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【天蓋】
この地下の世界にも、まるで地上のように昼と夜が訪れる。だが、天空があるわけではない。時間によって光の色を変える「天蓋」が、遥か上空を覆っている。この天蓋の向こうに地上世界がある、というまことしやかな説が伝わるが、未だそれを確認した者はないという。
【幻鏡域】
このジャハンナムになくてはならない存在の1つが、幻鏡域だ。
幻鏡とは、実体を持った蜃気楼のこと。ただ、その映すものがゲヘナのものなのか、地上のものなのか、存在しない幻なのか、それは誰にもわからない。ただ、幻鏡域の中に入ることもでき、そこにあったものを持ち出すことが出来る謎の多い存在。しかしあまり長い間、幻鏡域に入っていると自らも実体を失ってしまうという。 |
【座空】
この世界の特徴の1つで、いわゆる空飛ぶじゅうたん。一人乗りの小型なものから、大型なものまでさまざま。これを利用して天蓋を超えようと計画した者が、過去にいたとかいなかったとか……。
【妖霊】
人より以前に神が作り出した生命体。あまりの無秩序に、地上の支配者としての権利を奪われ、代わりに人間が作られた。
ゲヘナの支配者たるイブリスも、元はこの妖霊。
ジャハンナムでは、砂漠をさすらう妖霊と契約し封印具に拘束することで、彼らを使役できるようになる。
【邪霊】
イブリスが自らの手下として生み出した存在。人間をあざむき、あざない、そして死者の魂を苛む存在。 |